取鍋施工代行による作業性の改善

お客様の溶解班長が取鍋の施工で時間が掛り困っていたところへ、耐火物の流し込みを提案させて頂きました。

以前は、班長ご自身でチッパーを使っての解体後、
パッチング材を手貼りして、取鍋を施工しておりました。

しかし、こちらのお客様は高周波炉での溶解工数が多い上、
班長自ら注湯作業や、材料管理等を行っており、毎日残業をしなければ、取鍋の施工作業もままならない多忙さでした。 

耐火物の流し込み施工をメーカー様に依頼するというのは、一見高額に見える発注です。

しかし、施工における時間対費用に加え、その時間を他作業に割当られるという作業性の改善、
更には、一体成形による取鍋の使用継続期間の向上、溶損箇所の補修における費用も削減できます。

このお客様においても、工数を試算すると充分採算に合い、コストメリットにもなるため採用頂けることとなりました。

溶解班長より、「その分他の仕事に集中できる様になった」と、感謝された時には身に余る想いがいたしました。

提案事例